当院の治療法は、変形性膝関節症をはじめとする、炎症を伴う関節痛に対する治療です。炎症や疼痛を抑える効果があり、軟骨破壊の抑制や、関節内の環境改善の作用が期待できます。
ただし、膝関節の状態は患者さまで異なります。変形が重度だと、人工関節の適応と判断することもあります。治療を受けてからでは遅いので、当院ではMRI画像も参考にしつつ、まずは詳しく関節や痛みの状態を把握し、治療に対して適性があるかどうかを事前にお伝えしています。
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ひざ再生医療で
よくある質問
再生医療のひざ治療や当院のこと、お答えします
来院する前に知りたいことや、ひざの痛みの症状についてのご質問メールが、日々たくさん寄せられています。
なかでも、よくご質問いただく内容についてまとめ、ご案内いたします。
下記以外でご不明点などございましたら「ひざ再生医療の無料メール相談」をご利用ください。
よくある質問
新しい治療ですが安全性は大丈夫ですか?
当院で扱う治療法は国内外の研究を参考に、効果の他、安全性に信頼のおける結果が報告されていることを重視しています。
また、自由診療で扱うような新しい治療に限らず、正しい手順で治療を行わなければ、害がでることもあります。再生医療に関してこの点を言えば、第三機関による安全性と治療の妥当性について厳しい審査を経て、厚生労働省に届け出た提供計画が受理されなければ、治療を行うことができません。もちろん当院でも、受理後に正しい手順で治療を行ってまいります。
何歳でも受けられますか?
よく「高齢ですが受けられますか?」というご質問をいただきますが、当院の治療は大掛かりな手術や入院などの必要がなく、体への負担が抑えられた治療法です。当クリニックグループ内では、90歳以上の患者さまにも治療実積があります。もし、年齢よる体力でご不安がありましたら、遠慮なく医師にご相談ください。
また治療法によっては、骨の成長過程である若年齢や未成年の患者さまにはおすすめしていないものもあります。詳しくはお問い合わせください。
ひざの手術後でも再生医療は受けられますか?
どんな手術かによっても異なります。
●靭帯損傷や半月板損傷の手術
治療が検討いただけます。これらの手術を受けていて当院で治療された方もたくさんいらっしゃいます。
●変形性膝関節症の関節鏡や骨切り術
治療適応になる可能性があります。実際、骨切り術後の患者さまに治療した実積もございます。
上記のケースでは、まずひざの状態を診察させてください。適応か、効果が見込めるか、事前に診断をお伝えいたします。
●人工関節置換術
残念ながら、再生医療による治療をご提供しかねます。
関節を人工のインプラントに置き換えるこの手術の場合、痛みが手術の影響によるものである可能性があり、手術を担当していない当院では正確に判断できないことがあります。大変恐れ入りますが、手術を受けけられた医療機関や主治医の先生にご相談ください。
貴院の治療で手術はしますか?
変形性膝関節症の手術療法のような、ひざを切開しての大掛かりな手術は行いません。治療は注射での処置となり、ヒアルロン酸を注入するときと同等の注射針を使用します。
培養幹細胞治療に限り、幹細胞源となる脂肪の採取で、腹部の脂肪吸引を行います。必要なのは豆粒大程度の脂肪です。少し大きめの注射器のような器具で吸引でき、局所麻酔のもと15〜20分ほどで終了します。その後はすぐに日常生活にお戻りいただけるため、来院ついでにショッピングを楽しまれて行かれる患者さまもいらっしゃいます。
入院は必要ですか?
再生医療をはじめ、ご提供しております治療法はすべて、入院せずに日帰りで受けていただけます。
当院の患者さまは、手術を進められているけれど躊躇されている方が大半を占めます。手術による合併症のリスクや効果への不安もそうですが、入院して家をあけたり仕事を休んだりすること、日常生活に復帰するためのリハビリに体力的な心配があることで、手術という選択を迷われています。
だからこそ当院では、可能な限りお体への負担が少なく、日常に支障を与えないで改善できるような治療法にこだわっています。
治療後、日常生活に制限はありますか?
基本的には、いつも通り仕事や家事を行っていただいて構いませんが、以下の点にご留意ください。
・治療当日は入浴を控え、シャワーでお済ませください。翌日からは入浴可能ですが、2〜3日は長湯を避けましょう。
・治療当日の飲酒はお控えください。
・スポーツ等も治療後2〜3日は避けてください。治療した膝周辺に腫れなどがなければ、様子をみながら少しずつ再開いただけます。
・1〜3ヵ月間は、できるだけひざに過度な負荷がかからないようにご注意ください。例えば、長時間のウォーキングや頻回な階段の上り下りなどは避けていただくようお願いします。
・一方で安静にし過ぎると、ひざ関節が動きにくくなってしまうことがあります。治療後はひざの曲げ伸ばし運動など、座った状態でできる体操をお教えしますので積極的に行ってください。
何回くらい通院しますか?
初診の適応診断、血液や脂肪の採取、治療というステップですので、2〜3回ご来院いただくことになります。治療後は1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月目に経過診察を行っておりますが、遠方からお越しの方もいらっしゃいますので、難しい場合はご相談いただければご対応させていただきます。
それ以外にも治療後にご不安等ありましたら、いつでも無料で診察いたしますので、ご遠慮なくご予約ください。
保険は利きますか?
公的保険の適用外で、高額医療費も対象外となります。
保険適用の治療は、国からの認可を受けるため、長い年月をかけて研究を行い、結果やデータの審査を受ける必要があります。そのため、近年研究が進んで注目されはじめた再生医療などを、今ひざの痛みにお悩みの方にご提案するためには、自由診療で取り扱うしかありません。
保険診療での治療に限ると、ヒアルロン酸注射が効かない場合は手術しか選べませんが、再生医療が加わることで、選択肢が広がります。こうした理由から、痛み改善の効果が期待できる治療法を、自由診療で積極的に採用しています。
医療費控除の申請は可能ですか?
各管轄の税務署の判断によるので断定はできませんが、治療目的の医療ですので、控除対象になる可能性は高いでしょう。申請には当院が発行いたします領収書が必要です。再発行は致しかねますので、確定申告の時期まで大切に保管ください。
紹介状は必要ですか?
必ず必要というわけではありませんが、ご用意いただけるとより詳しくこれまでの治療歴などが把握でき、診断がスムーズかと思います。
稀に、どのような治療を受けられていたか、検査結果なども含めて確認が必要となるケースでは、紹介状のご提出をお願いする場合もありますこと、ご了承ください。